【FP松浦vol.81】ショートメルマガ「ダウ平均、大幅下落について(4/5)」

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配信日:2024年4月5日

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~ダウ平均、大幅下落について(4/5)~
昨年後半から今年に入り、日本やアメリカの株価は好調そのものです。そんな中、S&P500は1.2%安、ダウ平均に至っては1.4%安と今年最大の下げ幅を記録しました。

理由としては、
① 中東情勢を巡る地政学リスクの高まり
イスラエルがイランからの報復攻撃を恐れ、GPSにスクランブルをかけたとのこと。
この影響で交通状況に遅れが生じ食料品配達は混乱、交通系アプリではテルアビブの住民がレバノンの首都ベイルートにいるように表示されたそうです。

人々はイランからの報復攻撃を恐れてパニックに陥りました。

その結果、リスク資産の株式が売られたようです。

②ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が、年内の利下げは見送られるとの見方を示した
利下げは株価にとってプラスの材料なのですが、アメリカで予想以上にインフレが続き、利下げができない状況が予想外に長引いています。
この2点が先日の大幅下落の要因のようです。

ただ、イランがイスラエルを軍事的に圧倒する能力がないことを考えると、直接攻撃を加える可能性は低いと言われています。
また、今後、インフレがおさまってくれば、利下げになりますし、引き続きアメリカ経済の好調が続けば株価は上昇すると考えます。

直近半年ほどの中で、大きな下落でしたので、ご報告でした。また何か留意すべきアクシデントが起きましたらお知らせいたします。

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