【FP松浦vol.69】 目的はお金を“増やす“ではなく、お金の“不安をなくす“

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配信日:2023年2月15日

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年明けから、ちょうど1か月半になります。まだまだアメリカのインフレが完全に終息したとは言えませんが、見通しとしてはピークアウトは明確なようで、株価も順調に上がってきてますね。
このまま、アメリカのインフレが落ち着きますよう願うのみです(⌒-⌒; )

今回のメルマガでは、私のお客様の資産管理におけるミッション・ポリシーについて書きたいと思います。

ミッション:100歳になっても資産がつきないライフプラン
ポリシー:お金を増やす事は手段であり、目的は将来のお金の不安がなくなり、今を楽しく生きる事ができる資産形成

このミッション達成の為、お客様それぞれの思いや考えをヒアリング。
株式投資や不動産投資。生命保険や損害保険、法人税や所得税、相続税等の対策をアドバイス、実行支援・メンテナンスするのが私の仕事と定義してます。

今回は、資産運用についてフォーカスしてお伝えさせて頂きます。

100歳まで安心プランを現実化する2つのステップ

私は、100歳まで安心プランを現実化するには、2ステップ必要と考えています。

ファーストステップ:金の卵を産むガチョウを育てる。
セカンドステップ:大きくなったガチョウを育てながら金の卵を頂く。

解説しますね。


ガチョウとは、積み立て等で増やしたまとまったお金。卵は、そのまとまったお金が生み出す自分年金(運用益や配当、家賃収入)

例えば60歳まで、積み立て等の運用で増えたお金が2,000万円になりました。
この時点で、お客様の目的(ファーストステップ)達成としましょう。

日本人の多くは、ここで間違いをおかします。
2,000万円を貯金しちゃうんですね。貯金は必ず元本は約束されますが、増えません。そして使えば必ず減ります。人は減る事に、とても恐怖を感じるので、せっかく貯めたお金を使わないんですね。

これでは、何のために、一生懸命、何十年もお金を貯めてきたのか分かりません(~_~;)

ここで、大事になる事がセカンドステップ。
2,000万円をガチョウ(投資信託や不動産)にして産む卵(運用益や配当や家賃収入)を受け取るステップにする事なんです。

2,000万円を超えるガチョウであれば、ある程度、卵(自分年金)を頂いても、残りの資産が運用され続ける=ガチョウも生き続けるので、結果、資産が長持ちするんですね。

これが基本の考えになります。

自分にピッタリなガチョウの大きさを知ること
ここからが一番大事なのですが、
・何歳までに、どれくらいの大きさのガチョウを育てるか(いくらの資産を貯めるか)
・何歳から、毎月何個の卵が必要か(何歳から自分年金として毎年いくらくらい必要か)

この作業を行う事で、100歳まで資産がつきないお金の不安を取り除くゴール(目的)設定が可能になります。
ポイントは、無尽蔵にガチョウを大きくする事が目的でなく、自分にピッタリなガチョウの大きさを知ることです。

この目標が明確になれば、あとはやるだけです。
例えば月々5万円の積み立てを60歳まで続ければ、このゴールを達成できるとしたら、あとのお金は好きに使って良い(笑)事になります。
旅行に行ってもいいし、車を買ってもいいし、セミリタイアするのも自由です。なぜなら将来のお金の不安がないわけですから。

資産運用(形成)とは資産総額を永遠に増やしていくのが目的ではありません。

自分に必要なお金を必要な時に手に入れる方法を合理的に考える。つまり、必要に応じて資産を取り崩しながら残った資産を継続運用によりまた増やす。この繰り返しが正しいアプローチだと思います。

この資産形成を続ける事で、将来のお金の不安がなくなり、今を楽しめる事が一番のメリットだと思います^_^

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