配信日:2023年2月20日
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久しぶりに保険のお話しです。
生命保険のご相談で、最近、特に多くご相談されるのが「がん保険に加入した方がよいのか?」
この質問がなんでこんなに多いんだろう?と疑問に思いお客様に聞いたところ
「(インフルエンサーの)YouTubeやブログをみると“がん保険はいらない“って意見が多い。
でも本当にいらないのか不安で。。。」 なるほどー さっそく「がん保険」で検索。
ブログやYouTube、ツイッターの意見では、確かにガン保険不要論が多いですね(^^;;
その理由としては、 ・ガンも高額療養費制度の対象だから、治療費の上限があり、だいたい月10万円くらいの自己負担ですむ。
・長期入院して仕事を休んでも健康保険の傷病手当金で、1年6か月は、お給料の3分の2もらえる。
・ガンにならなければ、保険料は掛け捨て。それであれば、その保険料分でマメに人間ドックに通った方が合理的。
なるほど、なるほど、一理どころか二理も三理もあります(笑)
しかし、
実際に100人以上のお客様がガンを患い、保険金請求のお手伝いをさせて頂いた僕としては、「いやいや、そんなもんじゃないですよ」という気持ちです。
<結論>
「私は、もしガン保険に加入すべきか迷われていたら、“絶対に加入すべきです“とアドバイスします。」
ガンと診断された方はもちろん、ご家族もとてもとても精神的なショックを受けます。
治るんだろうか?治療や入院は、どれくらい続くんだろうか?仕事に復帰できるんだろうか?入院や手術以外にも、いろいろお金がかかるんではないか?
現在、やはりガンはメンタル的にも経済的にも悪い意味で別格だと仕事を通じて感じています。
何が言いたいかと言うと、いろいろな不安があり、いろいろ考えなければならない時に、せめてお金の事は考えないですむーこれがガン保険の役割だと僕は思っています。
プロのFPとしては、合理的な考え方ではないかもしれません。
しかし、お客様から「私が(家族が)ガンと診断されて。。。」とお問い合わせがあったときに、
「安心してください。十分な保障があります。お金の事は心配しないでくださいね」
このようにお伝えしていけるご提案を続けたいと考えています。
この考えに準ずるんですが、住宅ローンの団体信用生命保険のガン特約。
これは、ガンと診断されたら、残りの住宅ローンがゼロになるものです。
だいたいローン金利+0,1か0,2%の上乗せで加入できる金融機関が多いですね。
これは、ガン保険のコスパも高く、僕は、つけておいた方がイイと思います。
常々、生命保険は本当に必要な最低限にして、資産運用(形成)でお金を増やしていきましょうとアドバイスする私ですが、ガン保険だけは損得ではなく必要なんじゃないかと思っています。