最近は、資産形成(老後の資金や教育費の積み立て、株式投資など)のご相談の比率が増えましたが、僕は元々、ライフプランに基づいた生命保険の組み立てが、もっとも得意な分野であり、現在も日々、最新の情報や知識をブラッシュアップしながら、ご相談者の方に、もっとも適した生命保険プランをご提案できるよう日々、研鑽しております。
そこで、今回は、
「生命保険を見直す事で得られる本当の効用とは〜保険料が安くなって満足しているようでは、まだまだです^^;」
これをテーマに、書きたいと思います！
結論
生命保険を見直すことで、得られる効用は、大きく3つ
①「自分に必要な生命保険が分かり、見直すと保険料が、かなりの確率で安くなる。」※ポイントは、ただ、安くするのではなく、適正な生命保険を知ると結果的に安くなるケースが多いという点です。
②「一度、自分にとって必要な生命保険の考え方を学び、適正な保険に加入すると、一生涯、見直す必要がなくなる。」
③「生命保険を見直す事で、保険料が安くなり、お金に余裕ができると、
その分を投資にまわせることで、さらにお金が増える。」
それでは、解説していきますね。
①自分に必要な生命保険が分かり、見直すと保険料が、かなりの確率で安くなる。
※ポイントは、ただ、安くするのではなく、適正な生命保険を知ると結果的に安くなるケースが多いという点です。
生命保険を見直すにあたり、毎月支払う保険料が安くなれば、もちろん、それに越したことはありません。しかしながら、不測の事態の時に、保障が足りなければ、それこそ意味がありません。
そこで、まず、考えなければならないのは、不測の事態の時に、どれくらいの保障があれば、今の生活を維持できるか？
この「今の生活を維持できるか」これがポイントです。
病気で入院したら、たくさん保険金をもらえて得をした？
例えば、「病気で入院したら、たくさん保険金をもらえて得をした」とおっしゃる方が
たまにいますが、この保険の加入の仕方は正しいとは言えません。
なぜなら、それほど保障がなくても金銭的に困らなかったとも言えるからです。
どうせなら、たくさん保険金をもらえた方がいいじゃない？
と思われる方もいらっしゃると思いますが、その分、高い保険料を払っているという事も事実です。
たまたまアクシデントで多額の保険金としてもらえた。
しかし、こんなに保険金がなくても困らなかった。
であれば、保険を減らして、その差額を運用して増やした方が、合理的です。
今の生活を維持できるための、最低限の生命保険はどうやったら分かるか？
それでは、「今の生活を維持できるための、最低限の生命保険はどうやったら分かるか」
これについては、ライフプランや将来に起こりうるリスクをイメージして、具体的に死亡や入院、ガン、介護等の必要保障を算出していく必要があります。
そして、遺族年金や障害年金、健康保険(高額療養費制度)といった「公的な保障」や貯金等で、まかなえる分を、算出した必要保障額から引いていきます。
数式にすると
プランニングした事で明確になった必要保障額 − 公的な保障でまかなえる分または貯金＝ 生命保険で用意しなければいけない保障額
となるわけです。
あとは、各生命保険会社から最も適した保険を、僕がピックアップしていく作業になります。この一連のコンサルティングが、僕のFPとしての真価が問われる作業になるわけです。
結果的に保険料が安くなる理由とは・・・
つまり、適正な生命保険を知り、それに基づき見直すと結果的に保険料が安くなる理由は、
・そもそも必要保障額を過大に見積もっている
・公的な保障や貯金を考慮しない(差し引かない)保障額で生命保険に加入している
この2つが大きな理由です。
②一度、自分にとって必要な生命保険の考え方を学び、適正な保険に加入すると、一生涯、見直す必要がなくなる。
これは、5年ほど前に保険の見直しのご相談をさせて頂いたお客様と、先日、別件でお会いした時に、おっしゃっていただいた事から気づいた事です。
テレビやネットでは、毎日のように生命保険の広告やCMがあり、
また、知人等の紹介で、保険屋さんから生命保険の勧誘を受けることもよくあります。
そんな中、松浦さんから生命保険の考え方について、しっかり教えて頂いたので、全然、気にならなくなりました。
松浦さんにご相談する前は、常に今の生命保険でいいのかと不安でしたが(^^;;
このお話をうかがったときに、今、加入している生命保険が、自分にピッタリだと理解できると、生命保険を見直す労力や本当に自分にピッタリなのかと不安になることがなくなる
つまり、
生命保険選びという「精神的なストレス」や「時間の消耗」をしなくなる効用もあるのかと
実感できました。
やはり正しい考え方を学ぶというのは、非常に重要だと思います。
③生命保険を見直す事で、保険料がやすくなり、お金に余裕ができると、その分を投資にまわせることで、さらにお金が増える。
せっかく生命保険を見直して、月々の支出が減っても、それを無駄に使ってしまっては、
もったいないです。
例えば、見直しにより月々1万円、保険料が削減できたとします。この1万円を、
A, 無駄に使うーーー10年後、残りはゼロ
B,貯金するーーー10年後、120万円
C,運用するーーー10年後、156万円(５パーセント運用／年)
どのように活用するかで、その差は歴然です。
そもそも保険料として払っていたお金ですから、新たに捻出するわけではないので、
日々の生活には影響ありません。
このようなストレス無しに捻出できたお金を、いかに増やすか！
ここで大きな差が出てきます。
まとめ
生命保険の本質や必要性を理解して、適正な生命保険に加入する事で、未来のアクシデントへの備えもでき、かつ、将来の資産形成にまで、大きな影響がでてきます。
日々の忙しい生活の中、なかなかお時間を作るのは大変かと思いますが、「2時間」集中して、生命保険について真剣に考えてみませんか？
この「2時間」が、長い人生では、何百万円もの付加価値を生む「2時間」になるはずです。
