僕のお客様で、アパレルショップの経営者さんがいます。
お店の場所は、札幌の中でも、インバウンドのお客様が数多く訪れる場所で、コロナの影響を当初は、思いっきり受けたそうです。しかし、自粛期間が長く続いたにも関わらず、なんと売上は徐々に戻り、現在も伸びているそうです。
理由の一つとして、インバウンドのお客様は、あまり戻ってない一方、「リピーター」の方が多く来店されているとの事でした。なぜ、リピーターの方＝既存のお客様が多いのか？
(リピーターである)僕を含め、お客様は、経営者の方を筆頭に、販売員さんの「ファン」だからだと思います。
僕の事で、恐縮ですが、ファッションの事は全然、分かりません。。。~_~; ですので、いつも「シャツで、僕に似合いそうなのお願いします！」こんな感じでコーディネートして頂いています。もちろん、いつもピッタリなカッコいい服を選んでくれるのは当然として、「店員さんの話が面白いんです！」
ここからが本題です。
僕も常々、気をつけている事なんですが、提供者側はお客様に対して、伝えたい事が前面に出過ぎて、お客様の興味のない事を話してしまう事があるんですよね。。。どんなに一生懸命に話されても、興味・関心がなくては、聞く方(お客様)は、辛いだけかと思います(⌒-⌒; )
ところが、このお店の経営者さんは、僕の興味のある事を引き出し、それを圧倒的な知識と経験から話してくださるんですね。
僕が興味を持ったのは、「選んで頂いたシャツ(古着)の歴史やルーツ」。そして、「仕入れ時の経験(当時、経営者さんは海外にも仕入れに行かれていた。」この2つでした。
その事について聞いてみると、「へー、知らなかった」「ホントですか？」「そんな事、話しちゃって大丈夫ですか？」こんな感想の連続。ついつい引き込まれました。
そして、こんなバックグラウンドをお持ちの方なら、絶対、間違いない商品を選んでくださるし、また、話が聞きたいと思ったのを覚えています。購入したのは洋服ですが、満足度はそれ以上でした。すっかり店員さんのファンになったようです。
今の時代、インターネットの普及で、モノやサービスの差別化が難しくなってきています。また、コロナの影響もあり、お金を使うのであれば、より安心を求め「この人」からといった傾向も強くなっている気がします。
この人からモノを買いたい
この人のサービスを受けたい
そんな流れが加速していると感じていますd(^_^o)
