【FP松浦vol.91】トランプショックは一服。ただ、世界は確実に変わりつつあるようです

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配信日:2025年4月27日

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「トランプショックは一服。ただ、世界は確実に変わりつつあるようです」


年初から株式市場を揺さぶってきた「トランプショック」。
トランプ大暴走によるアメリカの関税政策がきっかけで、世界中が、かなりピリッとした空気になっていましたが、ここにきて少し落ち着きを取り戻してきたようです。


トランプも言いたい放題できなくなった?


これまでかなり強気な姿勢だったトランプ政権ですが、最近は各国やマーケット(市場)の反応を見ながら、少しトーンを和らげてきた印象です。


「柔軟に対応するかもよ」というサインを出し始めたことで、「なんだ、思ったより現実的じゃないか」とマーケット(市場)も少し安心。

今週あった日米の財務省会談でも、注目されていた“為替”についての具体的な発言はナシ。「ドル安誘導とか、そこまで踏み込まないのかな?」=「トランプも言いたい放題できなくなったのかな?」という見方も出てきました。


さらに、先日開催されたG20財務省会議でもアメリカ包囲網がしかれ、ベッセント米財務長官が「アメリカは孤立主義を目指しているわけではない」とトランプ関税政策の見直しを示唆するような発言をされていました。

歴史の転換点

ただ、今回の出来事で感じたのは、

『アメリカってやっぱり世界の中心なんだな…でも、アメリカって思っていたほど絶対の国ではないんじゃないか。。。』

・ドルだけに頼ってていいの?
・アメリカがくしゃみしたら、やっぱり日本も(世界も)風邪をひくの?
・中国や他の新興国が独自の経済圏をつくり始めたらどうなるんだろう?
・ここにきてEU(特にドイツの影響力)が増してきそう

こうした不安や違和感、そして新しい動きが、世界中で静かに広がり始めている気がします。

ひょっとすると、歴史の転換点かもしれません。

資産運用への影響

アメリカが軍事も経済も仕切り超大国として君臨した「パックス・アメリカーナ(アメリカの時代)」。
その中心にあったドルや、アメリカの経済政策が揺らぎ始めた今、これまで当たり前だと思っていた“世界のルール”が変わっていく可能性も十分あると思います。

こうした大きな動きが現実化すれば、当然、我々の資産運用にも影響がでてきます。
・アメリカ(ドル)に偏りすぎないようにするべきか?
・アメリカ以外の地域(EU、新興国、中国など)にもっと目を向けるべきか?

などなど、今まで以上にアンテナを立てて、皆様の運用管理・メンテナンス・改良をさせて頂きたいと考えています。

ただご安心ください。

・そうは言ってもアメリカの優位性は、まだまだあると思います。絶対的超大国から超大国に格付けが下がるくらい笑
・皆様にオススメしている運用先(投資信託等)は、そもそも世界中の優良企業による分散投資であり、今後の予想される動きにも適していると考えています^_^

そして、「世界中の優良企業に分散して長期投資を続ける」という私の運用管理方針は全くブレてないですし、逆に今後は、このような考え方がより重要になってくると思います。

基本はブラさずに、時代の変化とうまく付き合いながら、メンテナンスするべきところは改良していく
“ブレない資産づくり”を継続してまいります!

最後に

トランプさんの事ですので、まだまだ何をやらかすか分かりません。。。
次回のメルマガで、大きなアクシデントや世界情勢の変更を報告しなくてすむように願ってます笑

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