配信日:2025年3月15日
————————————————–
トランプ大統領、大暴走中
アメリカを筆頭に、世界中の株価下落が止まりません。理由は、トランプ大統領による諸外国への関税政策からの報復による関税戦争のためです。
トランプ大統領は、関税で一時的に諸外国の商品が値上がりして景気が悪くなっても、その間にアメリカ国内の製造業を立て直して、将来的にアメリカ製造業が復活、強くなるという絵を描いているようです。
しかし、アメリカ国内の反発も強く、身内であるイーロン・マスク率いる「テスラ」も反対の立場を示しました。過去にも関税戦争はありましたが、お互い物価の上昇によるインフレ→購買力の低下→世界的な不況と「勝者なき戦い」の結果となっています。
株価の今後は?
残念ながら今のところ、過去と同様に悪い結果になりそうだというのが、多くの評論家や専門家の意見です。株価に目を向けると現状・・・
①、せっかく落ち着き始めたインフレが、また、ぶり返すとの懸念②、①に伴う景気の後退③、何より経営者や投資家が、とても嫌がる先行きの不透明感(トランプが何をするか読めない)
このような理由から、株価が上がる理由を探すのが難しいです。。。その反面まだ、アメリカ経済は何とか好調をキープしてます。そしてトランプ大統領が関税政策の見直しを認めて実施。先行きの不透明感がなくなれば、経営者は思いきった施策を打てますし、投資家心理も回復して株価は戻ってくる可能性は十分にあります。
兎にも角にもトランプ大統領次第ですね(^^;;
それでは我々はどうすべきか?
今回の「トランプ関税事件」も、定期的に起こる歴史上の一つのイベントとして捉えて継続運用です。
①ツミタテ投資は淡々と継続②スポットについては余裕資金もしくはNISA成長投資枠の活用が目的であればアリかと思います。
今回の事件は、この20年間続いた「アメリカにさえ投資しておけばオッケー」から「アメリカ以外のヨーロッパや新興国(グローバルサウス)への投資の検討」と時代がシフトする大きな出来事になると予想する声も少なからずあります。
もちろん、今後も運用はアメリカ企業を中心に考えるのは当然ですが、今以上に世界中の国々に視野を広げていく時代になっていくかもしれないです。お客様へのアドバイス
最後に、有名なアメリカの投資アドバイザーが株価下落の時に、お客様(目的は長期投資)にどんなアドバイスをするか質問したところ「ネガティブなニュースやSNSは見ないでください。そしてご自身の運用状況もできれば見ないでください。私も自分の運用状況は見ないようにしてます笑」
このように答えたそうです。
長期投資の観点からは継続が王道ですが、やはり、ネガティブな情報を見聞きすると落ち込んだり、心配してしまう。であれば、触れないようにする。私も自分の運用状況は、3月に入って確認しないようにしてます笑