配信日:2022年7月27日
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こんにちは。
僕のメルマガでも頻繁に出てくる言葉「FRB」。知っているようで、よく分かってない。という方もいらっしゃると思います。
世界の株価に最も影響が大きいと言っても大げさではない「FRB」について解説します。
1、アメリカの中央銀行ーそれがFRB
中央銀行、日本だと日銀です。銀行の親玉みたいなものです。
中央銀行というと、「お札の発行」が一番イメージしやすいと思いますが、ただお札を発行するだけでなく
「物価の安定や金融システムの安定」を保つことによって「健全に経済発展が行われる」よう様々な政策を実施する義務があります。
2、物価の安定は、なぜ必要なのか?
物価が激しく動く世界をイメージしてみてください。
少し極端ですが、1万円で売っていたものが、翌年には2万円になり
次の年に5000円になっているような状態です。
こんな事が続くようだと、将来が不安になりますよね。
いつモノを買うべきか悩ましいですし、貯金をしていても将来、値段が上がりすぎて買えなくなるかも知れません。
子供の養育費、老後の生活も読めず、お金の面でのライフプランが成り立たなくなります。住宅ローンを借りて、家を買うのも怖くて手を出せないかもしれません。
このように物価が安定しないと、買い控えや将来不安から経済活動が縮まってしまいます。長い目での経済発展が阻害されちゃうんですね。
このため、世界の中央銀行は利上げや利下げなどをして、物価安定を目指しているんです。
3、まさに今はインフレ(物価上昇!)
物価の安定がFRBの大きな役割の一つですので、今のインフレ(物価上昇)は、手を打たなければならない事態です。
そこで、インフレを退治する手段として、「利上げ」が実施されるわけです。
次回のメルマガでは、
・なぜインフレ退治に、利上げが効果的なのか?
そして、
・利上げをすると、なぜ、株価が下がるのか?
これらについて解説いたします!