【FP松浦vol.49】インフレがドーンで、コロナバブルから経済正常化へ

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配信日:2021年12月14日

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久しぶりの更新になります^^;。

コロナも今のところ、落ち着いており先月、約2年ぶりに実家の新潟に帰省しました。

最近、お客様より、ご対面でのご相談依頼も増えてまいりました。年末年始は札幌におりますのでもし、ご相談を希望される方は、気軽にご連絡ください!

さて、本題です。

来年の世界経済は?

前回のメルマガで、
テーパリングの開始=金融緩和の段階的縮小=アメリカのお金ジャブジャブ政策が来年の6月に向けて段階的に終わっていく=株式にお金が今までのように、まわらなくなり、株価が落ち着いてきますよー。

こんな事をお伝えしました。

さらに、オミクロン変異株のニュースにより、

一時、大きく株価が下落する事もありました。(ワクチンの有効性等のニュースもあり、今は、落ち着いてきました)

来年以降、ワクチンや飲み薬の開発によりコロナの脅威は少しづつおさまり、経済が正常化するのではないか?と多くの専門家が予想しています。

そうなると、お金ジャブジャブがなくなっても、

経済の正常化により企業業績が回復。その効果で、株価が上がるのではとの意見もあります。

インフレの影響は?

そんな中、今、一番の問題が、インフレ(物価上昇)です。

日本では、長年、物価が下がるデフレでしたので、あまり実感はありませんが、世界の先進国は、どちらかと言うとインフレとの戦いに注視するんです。

適正なインフレは、経済規模の拡大やお給料のアップなど好ましいのですが極端なインフレは、バブルを招き、バブルは、いつか必ず破裂します。その後、なかなか経済が回復せず大変なんです。
※日本のバブルとバブル崩壊後の経済停滞が、まさにそれです。

そこで、アメリカの中央銀行であるFRBは、極端なインフレ時には対策を打ってきます。
その一つが「利上げ」です。

金利を上げる事を「利上げ」と言うのですが、
金利を上げる→住宅ローンや企業の融資の金利も上がる→金利負担が大きくなる。→住宅購入や融資を受けての設備投資を控えよう→需要が減りモノの値段が少し落ち着く→バブル崩壊せず、物価が落ち着く。
このような効果をもたらします。

ただ、利上げをすると、一般的に「株価」も落ち着く傾向が強いんです。
※かなり専門的になりますので詳しくお知りになりたい方は、

「金利とPERの関係」について、ググってみてくださいm(_ _)m

来年の株価予想

つまり、来年は、企業業績の回復=株価上昇にプラス
お金ジャブジャブの引き締め+インフレ退治による利上げ=物価上昇にマイナス

この2つの綱引きになる事が予想されます。

ただ、お金ジャブジャブの引き締めや利上げは、バブルを起こさない為のものであり長い目でみれば、絶対に必要な方策です。

来年は、この2年間のように、右肩上がりの株価上昇=コロナバブルはない可能性が高いですが逆に言えば、割安に株を仕込める時期になる可能性も十分あります。

いつものセリフですが、1年、2年の株価の動きに一喜一憂せず(しちゃうんですが笑笑)、来年もじっくり資産を仕込んでまいりましょうd(^_^o)

NISAの非課税枠は「確定」

※皆さん、NISA枠は、活用されていますか?
株式投資に絶対は、ありませんが、NISA枠による非課税枠は「確定」です。

今回は見送りましたが、岸田内閣は、株式等の売却益の税金を20%から30%もしくは35%に上げる事を望んでいます。

もし、将来的に、20%から35%に税金が上がっても、NISA枠の非課税は「変わりません!」

是非、ご活用ください。

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