今、とても大きく報道されているかんぽ生命のお客様に不利益を与えたとされる問題。
現場で、直接、お客様に生命保険をご提案、お手続きしている私が感じる事を
書かせて頂きます(^_^;)
ここでのポイントは、一般論ではなく、
かんぽ生命の保険に加入している方々で、
僕に見直しやセカンドオピニオンのご相談があった時に思った事です。
「一言で言うと昭和の営業だなあ」
ここでの昭和の営業とは、良くも悪くも、ご近所さんの人間関係によるお付き合いという
意味です(^_^;)
僕は新潟県の田舎町で育ちました。
何か購入するときには、
車のことなら、◯◯町の山田自動車
電機の事なら、◯◯町の高橋電機店
お酒を買うなら、◯◯町の田中酒店
保険に加入するなら、◯◯町の鈴木保険代理店
といった感じで、決まってました(笑)
と、いいますか、何代ものお付き合いで、
まあ、親戚付き合いとまではいきませんが、それに近い感じがあり、
これ以外のお店で、買おうものなら、裏切り行為(笑)みたいな雰囲気さえありました(・・;)
流石に、僕の故郷も今は、そんな事はありませんけどね(^_^;)
ご相談してくださるお客様とかんぽ生命さんとのご関係を聞くたびに、
このような「しがらみ」が、今だに、しかも札幌のような都会でも残っているんだなと
感じたものです。
僕は、生命保険や損害保険、投資信託などなど、あらゆる金融商品は、
まずは、徹底的に論理=数字で考えるべき。
生命保険で、同じような内容なら、保険料が安い保険会社のほうが良いですし、そもそも必要ないなら加入する必要はない。
老後や教育費の積立であれば、同じ金額を積立するなら、少しでも多く増える保険会社や証券会社の商品の方が良い。
このように考えています。
その反面、(僕は、そのようなやり方はしませんが)、昔からのお付き合いを利用する
昭和の営業も悪くないと思っていました。
そこに、お近所付き合いならではの思いやりやお節介があり、日常生活に、心のゆとりや
安心感など、金融商品以外のプラスアルファのサービスがあればと。
僕には、このようなサポートはできないですからね(^_^;)
ただし、ただし、ただし、
このような「ご近所付き合い」の信頼感をいい事に、
自分のノルマの為に、お客様に明らかに損をさせるような販売やウソをついていたとしたら、
猛省が必要かと思います。
僕の知人、友人でも、
良い意味で、昭和の営業で、お客様の信頼を得て、お客様にピッタリな保険を販売されている
かんぽさんは、いらっしゃいます。
保険を扱う同業者として、
マスコミに出ているような売り方が、ほんの一部であり、その他、大勢のかんぽさんは
そうでない事を、心から願ってます。