配信日:2026年9月12日————————————————–
「金利3%の時代へ。そのお金、どこに置きますか?」
日本にも、いよいよ30年ぶりに「金利のある時代」が戻ってきました。
日本の10年国債利回りが、約3%という水準まで上昇しています。
「金利3%」と言われても、あまりピンとこない方も多いかもしれません。
しかし、これは私たちのお金の置き場所を考えるうえで、かなり大きな変化です。
私自身を含め、資産運用を始めてからずっと「低金利・ゼロ金利の世界」しか経験していない人がほとんどです。
この30年間、日本では、「銀行にお金を置いていても、ほとんど増えない」
ということが当たり前でした。
だからこそ、預金では増えない↓株式や投資信託へ↓あるいは不動産へ
というお金の流れが生まれてきました。
ところが、金利のある世界では、この前提が変わってきます。
金利がある世界の前提
たとえば、これまでほとんど利息がつかなかった預金にも金利がつくようになる。
国債など、比較的値動きの小さい資産でも利回りを得られるようになる。
一方で、お金を借りる側には逆のことが起こります。
住宅ローンの金利が上がれば、毎月の返済負担は増えます。
企業も、これまでのような低い金利では資金を借りにくくなります。
借入金利が上がれば企業の利益を圧迫しますし、不動産投資でも借入コストが上がります。
つまり、
「お金を持っている人には金利がつく」
一方で、「お金を借りている人には金利負担が増える」
そんな、ある意味では当たり前の世界が30年ぶりに戻ってきているわけです。
そして、ここからがとても重要です。
これまで資産運用というと、
「株を買うか、買わないか」
「NISAをどう使うか」
「どの投資信託がいいのか」
といった話が中心でした。
もちろん、これからも長期的な資産形成にNISAの活用や株式投資は重要だと私は考えています。
ただ、金利のある世界では、それだけではありません。
これからは、「自分のお金を、どこに置いておくのか」
という視点が、とても重要になってくると思います。
たとえば、
・5年以内に使うお金。
・5年から10年くらい先に使うお金。
・老後や相続など、もっと先まで使わないお金。
同じ1,000万円でも、いつ使うお金なのかによって、置き場所を変える必要がでてきます。
すぐ使う可能性のあるお金なら、預金。
少し先まで使わないお金なら、国債や債券という選択肢もある。
長期間使わないお金なら、世界の成長を取り込むために株式や投資信託で育てていく。
そんなふうに、「いつ使うお金なのか」に合わせて置き場所を考える。
これからは、この考え方が今まで以上に重要になってくるのは間違いないと思います。
どこに、何のために、お金を置くのか
だからといって、慌てて何かを売ったり買ったりする必要はありません。
むしろ今、大切なのは、
「自分のお金は、いつ、何のために必要なお金なのか」
そして、「そのお金を、どこに置いておくのがいいのか」
を一度整理してみることだと思います。
これまでのように「預金では増えないから投資へ」とシンプルに考えるのではなく、預金、国債、債券、保険そして株式、投資信託。
それぞれの特徴を理解しながら、使う時期や目的に合わせて、お金の置き場所を考えていく。
そんな局面に入ってきたと思います。
「金利のある日本」が戻ってきたことで、私たちが預けるお金の選択肢は確実に増えています。
だからこそ、これからは「何に預けるか」だけではなく、
「どこに、何のために、お金を置くのか」
この考え方が、これまで以上に大切になってくると思います^_^