【FP松浦vol.63】株価がさえない理由ーアメリカのインフレは、いつまで続くのか?!。。。

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配信日:2022年10月19日

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こんにちは。

今年に入り、ずーっと、

アメリカのインフレ→インフレ退治の為に利上げ→利上げすると株価が下がる→インフレが収まり、利上げする必要がなくなれば株価は上がる。それまで、我慢して耐えましょう!

こんな事を書いてきました。

しかしながら、全然、アメリカのインフレが収まりません(~_~;)

ところが、そろそろインフレはピークを迎えて年末から来年の春にかけて「利上げも終わる」=株価が上がってくる。こんな分析をされる評論家の声も大きくなってきました。

どういう事なのか?解説しますね。

  *   *   *

そもそもインフレを数値化するには、様々な指標があるのですが、特に重要視されているのが

・CPI(消費者物価指数)

・コアCPI (価格変動の激しい食品とエネルギーを除く消費者物価指数)

です。毎月発表されていて、インフレ基調(物価が上がっている)と指数も上がります。

 直近9月のCPIは、3か月連続で下がってます。つまりインフレが収まってきている!

ところが、コアCPIは対照的に2か月連続で上がってるんです。。。つまりインフレ継続中(・・;)

なぜ、CPIは下がって、コアCPIは上がっているのか?

答えは、ガソリン(エネルギー)価格が下がっているからです。

ガソリン価格が下がる=ガソリンの需要が減ってきている=景気全体が減速してきている。とも言えます。

景気が減速する→様々なサービスや商品の需要が抑えられてくる→物価が落ち着いてくる→インフレも落ち着く→利上げストップ→株価回復(バンザイ)

このようなストーリーのようです。

住宅価格や賃貸の家賃は、一度、上がると、なかなか下がらないのですが、明らかに住宅販売数は下がってきていて、数ヶ月後には、家賃も下がってくると見込まれています。

このような要因からもインフレはピークを迎え、物価が落ち着いてくる(ピークアウト)と推測される評論家が多いようですね。

とはいえ、CPIを先読みするのは、極めて難しい。。。また、突発的な要因で、インフレ加速もありえます。ただ、逆に突発的な要因が発生しなければ、インフレのピークアウトへの準備はできつつあるとも言えます。

インフレのピークアウトとなれば、いよいよ年明けからの懸念がなくなり株価の上昇が期待できると思います。

インフレの状況に変化がありましたら、ご報告しますね。

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