【FP松浦vol.105】資産形成で一番最初に決めるべきこと

その他

配信日:2026年3月8日

————————————————–
「資産形成で一番最初に決めるべきこと」

少し久しぶりのメルマガになりましたm(_ _)m

年明けから、ありがたいことに面談やご相談が続き、気がつけばあっという間に時間が過ぎていました。皆様もお忙しくお過ごしのことと思います。

最近のニュースを見ていると、世界情勢は相変わらず落ち着きませんね。

アメリカ(トランプ)の政治の動きや中東情勢、金利の話など、毎日のように「先行きが不透明」という言葉を目にします。株式市場もその影響を受けて、上がったり下がったりと忙しく動いています。

こういうニュースを見ていると、どうしても株価が気になってしまう方も多いと思います。

ただ、長くこの仕事をしていると感じるのは、残念ながら株価を毎日気にしている人ほど、不安が大きくなりやすいということです(^^;;

資産形成を「旅行」に例えると?

先日、ある本を読んでいたときに、とても分かりやすい例えが紹介されていました。

私自身も「なるほど」と思ったので、今日は少しシェアさせていただきます。

その本では、資産形成の考え方を「旅行」に例えていました。

旅行に出かけるとき、地図やナビで大まかなルートを確認することはありますよね。

ただ、1分ごとに地図を見ながら歩く人はいません。

もし1分ごとに現在地を確認していたら、景色を楽しむ余裕もなくなってしまいます。

資産形成も、それとよく似ているという話でした。

長い時間=ライフプランの中で考えると、資産形成というのは「長い旅」のようなものです。

途中で現在地を確認することは大切ですが、毎日の株価ばかり気にしていると、かえって不安が大きくなってしまうことがあります。

退職金は一時金で受け取るべきか、分割で受け取るべきか

最近も、そんなことを改めて感じるご相談がありました。

先日、あるお客様から退職金についてのご相談をいただきました。

長年大企業にお勤めになり、いよいよ退職を迎えるタイミングです。

退職金の金額もかなり大きく、

「一時金で受け取るべきか、それとも企業年金として分割で受け取るべきか」

というご相談でした。

一見すると、企業年金として毎月受け取れる方が安心なように感じるかもしれません。

※実際、会社側も年金受け取りをすすめているように感じました。まあ、会社側もいろいろ事情があります。

年金のように毎月お金が入ってくるというのは、心理的にも安心感がありますからね。

ただ実際には、ここには少し注意点があります。

企業年金として受け取る場合、そのお金は「所得」として扱われるため、所得税や住民税、さらに社会保険料の負担が発生する可能性があります。

一方で、一時金として受け取る場合は「退職所得控除」というサラリーパーソン最強の節税制度があり、税負担がかなり抑えられるケースも多いのです。

今回のご相談でも、税金や社会保険料負担、将来のキャッシュフローなどを整理していくと、まずは一時金として受け取り、その後の資産の使い方をゆっくり考えていく方が合理的ではないか、という結論になりました。

まずはライフプランのゴールを決めること

ここで改めて感じるのは、退職金の受け取り方も資産形成も、実は考え方の基本は同じだということです。

それは、まずライフプランのゴールを決めることです。

資産運用も退職金の相談でも、

「とにかくお金を増やす」ことが目的ではなく、

・これからのライフプランでどのようなお金が必要になるのか

・教育費や住宅購入など、どのタイミングで大きなお金が必要になるのか

・老後の生活を安心して過ごすためには、どれくらいの資金があれば良いのか

こうしたライフプランのゴールをまず整理することが大切です。

そしてそのゴールが見えてくると、

そのためには一時金がいいのか、企業年金がいいのか、あるいは資産運用をどう組み合わせるのか、自然と方向性が見えてきます。

資産形成もまったく同じだと思っています。

株価の上がり下がりだけを見ていると、どうしても不安になってしまいますが、

ライフプランの中で必要なお金や、その役割が見えてくると、日々の値動きに振り回されることが少なくなります。

先ほどご紹介した旅行の例えも、まさにそのことを表しているように思います。

旅行でも、まず目的地を決めますよね。

目的地が決まっていれば、多少道が曲がったり、渋滞したりしても、焦る必要はありません。

資産形成も同じで、

ライフプランのゴールが見えていれば、途中の株価の動きに一喜一憂する必要はなくなります。

お金というのは、増やすことだけが目的ではなく、

ライフプランを安心して進めていくための道具だと思っています。

最後に

私自身、この仕事をして20年以上になりますが、改めて感じるのは、資産形成の本当の役割は「お金を増やすこと」だけではないということです。

むしろ、教育費や住宅購入、そして老後など、ライフプランの中で必要なお金を無理なく準備し、将来に対する「お金の不安を減らしていくことこそが大切」なのではないかと思っています。

これからも市場は上がる時もあれば下がる時もあります。

ニュースも、良い話もあれば不安になる話も出てくるでしょう。

ただ、そういう時こそ、自分の資産の目的や役割を改めて確認しながら、落ち着いて運用を続けていくことが大切だと思います。

これからも、お金を増やすことだけではなく、

「お金の不安を減らすこと」を大切にしながら、皆様のライフプランのお手伝い、そして資産形成のために伴走をさせて頂く所存です。

ご面談の機会には、ライフプラン上の現在地、そして最近の市場の動きや、現在の運用状況、そして今後の運用についてもゆっくりお話しできればと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします^_^

タイトルとURLをコピーしました